1963 グレッチ #6119 チェット・アトキンス・テネシアン / エクセレント!
(税込み)八十五万円 3200グラム



          

1963年製、ジョージ・ハリスンとドンズバのスペックを持つテネシアンの入荷です。

このスペックで非常に状態も良いテネシアンというのは中々お目に掛かれないと思います。

ボディ・カラーは所謂「バーガンディ」からブラウン系に褪色気味ですが元々の「ダークチェリー・レッド」からの赤味は十分に残っており、塗装の艶も非常に美しく、ウェザー・チェックも光の当て具合を変えてボディ表面を見ないと分からないくらい非常に浅いモノばかりです。

スペックを挙げると、
〇メタル・プレートの無いブラック・フィニッシュ・ヘッド
〇オープン・バック・ギヤの丸ツマミ・ペグ
〇64年以降のロング・トラスロッド・カバーとは異なり、50年代の流れを汲むラージ・トラスロッド・カバー
〇63年から導入された白い縁取りのfホール
〇50年代からの流れを汲むブラス製の太型ストレート・バー・ブリッジ
〇ややピックガード寄りに配置されたマスター・ヴォリューム・ノブ
〇リアPUヴォリューム・ノブ寄りに配置されたスタンバイ・スイッチ

等々、ジョージ・ハリスンのテネシアンのスペックとの共通項ばかりです。

60年代グレッチ・ギターの弱点ともいえるバインディングもこのギターは奇跡的にノー・ダメージでボディ・バインディング、ネック・バインディング共にクラック一本見当たりません。

これは結構スゴイことですよ。

そして、よく見るとバインディング黄ばみも少なくかなり白いんですよ、もちろんオリジナル・バインディングで貼り直しなどではありません。

つまり状態が良いという事なんですね。

ハイロ―トロンPUのカバー・フェイスにプリントされたゴールド「Gロゴ」もかなりしっかりと残っていますよね。

アンプを通したサウンドも、状態の良いハイロ―トロンPUらしいエッジが立っていて尚且つ箱鳴りの厚み、深さを十分に表現できている極上のヴィンテージ・グレッチ・トーンです。

ボディの塗装も色味はともかく全体の塗装状態も非常に良く艶が感じられます。

スタンバイ・スイッチ周辺部にナゾの濃い色合い部分がありますが、これはヴィンテージ・グレッチではよく見られる塗装ムラですね、#6120等でも一部分だけオレンジ色が濃いというものが散見されます。

ネック・ジョイントもしっかりしているので、ネック・アングル、ブリッジ高、弦テンション共に理想的な状態で、「エレクトロトーン・ボディ」と命名されたクローズド・サウンド・ホール仕様のヴィンテージ・テネシアン独特の素晴らしい箱鳴りです。

ナットは交換されていますが、フレットはオリジナルで山の高さも十分に残っています。

弦高も十分に低く設定できており、ビビり、音詰まりは感じられません。

テネシアンというのは、勿論チェット・アトキンスのシグネーチャー・ギターとして当時の人気モデルだったのですが、やはりビートルズのジョージ・ハリスンが手にした事によりギターブームとなり、更に受注が増えて当時は工場が本当に忙しく大変であった、という事を当時のグレッチ・ギター・ファクトリーの品質管理部長であった故ダン・ダフィー氏より窺ったことがあります。

やはり影響力絶大だったんですね、ビートルズ。

そんなわけで、実はテネシアンというギターは当時の生産量が多いので、まだまだこれからもこのモデル自体は見つかります。

しかし、ですよ、、、。

「良いヤツ」が全然無いんですよ、これが、、、。

ご多分に漏れず、テネシアンも「良いヤツ」はアメリカでもコレクターの手に収まっており、市場には中々出てきません。

バインディングがボロボロのヤツ、ネック・ジョイントが外れかかって弦高が高くてどうしようもないヤツ、色がナチュラル・フィニッシュと見間違うくらい色が褪色してしまっているもの、、、そんなコンディションでも値段だけは勇ましいという、、、フェンダーも、ギブソンも、マーチンも、今はみんなそうですよね。

当店としても、これからもなんとか良いモノを探してゆきますが、もっと安くなって欲しいものですよねぇ、、、。

今回の63年製テネシアン、頑張って手に入れる価値のある「上物」ですよ〜。

絶対お薦めです!