1961 グレッチ #6117 ダブル・アニバーサリー・カスタム / スペシャル・オーダー・モデル!!
八十五万円 3180グラム



          

コレクター・ルートより紹介されたスペシャル・オーダー品のダブル・アニバーサリー・モデルです。

ワン・オーナー物の一度しか作られなかった完全ワン・オフ・モデルです。(厳密には一度コレクター氏の手に渡っているので2オーナー物となりますが)

オリジナル・オーナーの注文により、ご覧の通り本来グリーン・アニバーサリーの「2トーン・スモーク・グリーン」が標準カラーのところ、通常ボディ・トップ側の指定カラーであるパステル・グリーンの様な薄緑一色のみで仕上げられています。

塗装状態も非常に良く、軽いウェザーチェックが見られるくらいでニア・ミント・コンディションと言って良いと思います。

どうですか、このグリーン・フィニッシュ、これまで有りそうで無かったですよね。

コレ、めちゃくちゃカッコ良くないですか?

しかも、オリジナル・オーナーのオーダーによりプラスチック・パーツは通常のシルバー・フィニッシュではなく、ブラック・フィニッシュのモノを搭載してボディ・カラーとのコントラストを際立たせています。

ブラックのピックガード、カッコいいですよね、もちろん「GRETSCH」ロゴが入ったオリジナルです。

PUリングも外してみましたが、外し跡を見ると、ボディのグリーンの塗装の上に黒い塗料の移り残りがあり、他のシルバーの塗料の残り跡などが一切無いことからも、このブラック・パーツがオリジナルであることの裏付けになっています。

しかも、本当にラッキーなのはヴィンテージ・グレッチにありがちなPUリングの割れ欠けが一切無いんですよ!これは地味に凄いことですよ、ホントに。

もし割れたり、欠けたりしていたらこのブラックのヴィンテージ・パーツは替えを探しても見つかりませんからね。

60年代のヴィンテージ・グレッチに多いバインディング・トラブルも皆無です、完璧なコンディションです。

そして、本来この年式のダブル・アニバーサリーには設定されていない筈のネック・バインディングまで施されています。

まるでグリーンの#6120のハイロートロン・バージョンみたいではないですか?さすが特注品です!

更にもう一つ、アニバーサリー・モデルは通常「Gテイルピース」が標準スペックなのですが、このギターはオーダーにより初めから「Vカット・ビグスビー」が取り付けられています。

ネジを取り外して確認しましたが、このビグスビー以外のネジ穴や埋め跡は存在せず、Gテイルとビグスビーではネジ穴位置が全く違うので、このビグスビーがファクトリー・オリジナルであることを証明しています。

ネック・ジョイントは非常にしっかりとしており、もちろんネック・リセット等がされた痕跡もありません。

ネック・アングルも十分にあるのでブリッジ位置も高く設定でき、尚且つ指板上の弦高は低めに設定できています。

ネック自体も変なクセは無くほぼ真っ直ぐなので、ナット位置の開放を含む全てのフレットに於いてビビり、音詰まり無く演奏できています。

これにより弦のテンションがしっかりと掛かり、箱を十分に鳴らせる設定であり、尚且つ非常に弾き易いという理想的なコンディションです。

オリジナル・オーナー氏が思い入れを持って特別注文を入れて作ったギターな筈なのですが、思いの外弾き込まれておらず、フレットもオリジナルのままでヤマの高さも十分に残っており、まだまだリフレットせずに使っていける状態です。

指板材に変な演奏抉れも無く、ネック裏の塗装擦れも無く、やはり状態はかなり良いと言えます。

ボディ内部構造は60年代のアニバーサリー・モデルですので、レッスル・ブレースなどは組み込まれていない完全なフル・アコースティック構造なので#6120と較べて箱鳴りもマイルドで豊かな振動です。

ただ、#6120等と同じくメイプル合板ボディと金属ブリッジの組み合わせなのでヴィンテージ・グレッチの特徴ともいえるジャキーン!という乾いたキレと深い振動はバッチリです。

ピックアップのハイロー・トロンは2基搭載されているので「ダブル・アニバーサリー・モデル」という事になるのですが、ピックアップ・フェイスの黒いプラスチックにプリントされたゴールドの「G」マーク・ロゴも非常にしっかりと残っており、ここからもこのギターがあまり弾かれてこなかったことが伺えます。

ピックアップの磁力もしっかりと残っているので、箱モノらしいふくよかさに加えてシングルコイル・ピックアップらしいエッジの立ったシャープなキレが特徴のヴィンテージ・グレッチ・サウンドが楽しめます。

ブリッジはアニバーサリー・モデルなのでスペース・コントロール・ブリッジが標準装備な筈ですが、ビグスビーが付いているからでしょうか#6120と同じくストレート・バー・ブリッジが搭載されています。

こちらのブリッジの方がサウンドが締まり音の芯が太くなるので正解ではないかと思います。

ペグもオリジナルの丸ボタン・オープンバックですが、やはりあまり弾かれていなかった証拠なのかギヤにあまりアソビ、ガタつきが無くかなりチューニングの反応が良いです。

それから60年代のグレッチ・ギターと言えば心配なのはバインディングですが、このギターは全くバインディングの劣化が有りません。

その部分でも気持ち良く使えますよね。

付属するオリジナルのシルバー・ケースも非常に良い状態です。

60年代には稀にブラック、レッド、ホワイト、メタリック・ブルーなどといったレア・カラーのアニバーサリー・モデルを見かけることがあり、それぞれ複数存在しています。

しかし今回のギターは単なるレア・カラーのアニバーサリーというのではない、「完全ワン・オフ」、世界に一本だけのカスタム・モデルです。

この時期のアニバーサリー・モデルというのは50年代の製品の空気感がハッキリと残っており、#6120の様にダブル・カッタウェイが採用されることも無く「オイシイ」ポイントがしっかりと残されているモデルですね。

どうですか、誰も持っていない世界に一本限りの特注品「カスタム・アニバーサリー・モデル」、受け継いでみませんか?

完全にお宝ですよ〜。