1964 グレッチ #6119 チェット・アトキンス テネシアン
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来ましたよ〜!

64年製、コレクター・ルートから極上テネシアンの入荷です。

63年のグレッチ社のギター・カタログに表記通りの濃くて美しい「ダーク・チェリー・レッド」をばっちりキープしています。

多分、今回のテネシアンは当店史上一番『ダーク・チェリー・レッド』感があるかも知れません。

当店では入荷したギターは基本的にクリーニングと調整の為、パーツを外してチェックをしているのですが、今回のテネシアンはPUベゼルを外しても色抜けがありません。

塗装面のパーツ下の色味とパーツの外側の露出して光が当たっていた部分との色差がないという事は、恐らくケースの中に仕舞われて大切に保管されていた期間が長かったという事でしょうかね。

実際に、かなり状態が良いです。

テネシアンは当時の人気機種であり、タマ数は多いのですが、バインディングがボロボロに劣化してしまっていたり、美しい「ダーク・チェリー・レッド」フィニッシュのカラーから赤味が抜けてしまい、ブラウンになり、最後にはナチュラル・フィニッシュに近いような黄土色に褪色してしまっている個体も少なくありません。

今回のギターは昨年末に入荷して売れてしまった2本のテネシアンの様な「どミント」コンディションではありませんが、十分にミント・コンディションの極上品です。

パーツ類はほぼフル・オリジナルですが、フレットだけヴィンテージよりもやや幅広で少し背が高いタイプに打ち替えられています。

指板面や、ネック・グリップのバインディングの際を見ても弾き込まれた様な形跡は殆ど見られないので、フレットが減って交換したのではなく、以前の所有者が演奏性の好みで低いヴィンテージ・フレットを嫌って交換したのではないかと推測されます。

流石に演奏性もサステインも抜群です。

当然、指板面の「捻れ」や「波打ち」といった様な狂いもなく完璧に真っ直ぐです。

今回のテネシアン、勿論ヘッド折れ修理や、ネック・ジョイントのリセットといった木部のリペアは無いのですが、60年代のテネシアンとしては今までに見たことがないくらいネック・アングルがしっかり付いているんです。

勿論ネック・ジョイントに隙間もなくしっかりとタイトに付いているので演奏上の不安は全くありません。

この為、ブリッジをかなり高めにセットしてようやく指板上で理想的な弦高を稼ぐ事が出来ています。

当然ビグスビーからの弦の出位置とブリッジ・サドルまでの角度も急になり、グレッチにしては強めの弦テンションが掛かるということになり、張力のしっかりと掛かった弦をピックでアタックすれば通常のテネシアンよりも箱鳴りがデカイ、ということになります。

要はこのテネシアン、メチャクチャ鳴るんです!

薄胴のクローズド・サウンドホールとは思えない程で、50年代のグレッチのフルアコ・モデルに近いふくよかな鳴りの印象を受けます。

アンプを通したサウンドは、シングル・コイルPUのハイロー・トロンのキャラクターが強いのでテネシアンらしいガチっとした輪郭のキレのあるサウンドで、箱の生鳴りからはちょっとイメージできないロックなトーンです。

輪郭がカッチリしたシングル・コイルPU特有のトーンを、本体の箱鳴りの厚みでカバーしている印象で、非常に良いバランスで50年代のグレッチ・ギターに負けていない素晴らしいサウンドです。

スペックはヘッド・メタル・プレート無しのロング・トラス・ロッド・カバーに三角つまみのヴァン・ジェント・ペグ、ホワイト・アウトラインのペイントfホール、50年代からの流れを汲む真鍮製位の太いストレート・バー・ブリッジという組み合わせです。

60年代のグレッチ・ギターに特に多く見られるバインディングの劣化トラブルはラッキーなことに今回のテネシアンには全くありません。

ヘッド・フェイスはブラック・フィニッシュのバージョンです。

ハイロー・トロンPUの表面のゴールドの「Gロゴ」のシルクスクリーン・プリントがしっかりと残っている事もこのギターのコンディションの良さを証明しています。

サウンドも良いのですが、このギターの特筆すべき点はもう一点。

それはビグスビー・ユニットの反応がとても良いんです。

ビグスビー・ユニットの調整には色々とコツがあり、入荷した商品を店頭に出すにあたり、細かい部分もこだわってセッティングをしているのですが、今回のはかなりセンシティブな状態です。

アーム・バーに触れた時の反応が非常に繊細な印象で、音程の動き幅は勿論全く異なりますがストラトキャスターをフローティングでセットした時の反応を想い起します。

どういう理由でこの様な反応なのかは分かりません。

ビグスビー・ユニットに関しては個体毎に反応が異なる様な要素は殆ど無いと思うのですが、強いて言えばスプリングぐらいでしょうか?

それともネック角度と何か関係があるんですかね?

とにかくビグスビーの反応が特別に心地良い1本です。

そして極上ミント・コンディションならではの色抜けの無い「ダーク・チェリー・レッド」。

サウンドもバッチリです。

是非試しに来てくださいね〜。