1956 シルバートーン コロラマ H616 / レッド&アイボリー
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「シルバートーン」ブランドの激レア・アコースティック・ギターです。

いかにも「50s!」な、このルックス、堪らないですね〜。

ボディ・トップにデザインの為だけにのアルミ板をネジ留めですよ!

ボディ内のモデル・ナンバー・スタンプは「H616」とあります。

カタログ等資料を当たってもこれに該当するモデルは発見できず、インター
ネット上で55年のカタログ・ページを確認できたくらいです。

1955年頃にデビューしたモデルであるという事ですが、正確な生産年は不
明です。

「ハーモニー」のコロラマ・シリーズと同時期のデザインなので50年代後半
までの生産と推察されます。

その情報によればスプルース・トップで、ボディのサイド&バックはメイプル
材と記されているのですが、ブリッジ、指板以外の材はどう見てもオール
「バーチ材」です。

僅かな塗装はげから見える木材の質感からは、「ハーモニー」社のパーラー・
ギターである「カリビアン」や「サンデール」と同じ材質であることが見て取
れます。

ただこのギターは小型の所謂「パーラー・ギター」ではなく、非常に珍しいフ
ル・サイズのオーディトリアム・シェイプです。

このギターの状態ですが、ミント・コンディションと言ってよいでしょう。

ほとんど弾かれていないので、1フレット部の指板両横に極軽度の塗装擦れが
あるのと、6弦側のボディ・サイドに一部小さな塗装はげが見られる以外は完
璧です。

フレットは細身のブラス製ですがロー・フレットに於いてもほとんど減りは見
られません。

指板面のクリア塗装はロー・ポジションを中心に何か所かクリアコートの剥げ
が確認できます。

ネックはほぼストレートでライトゲージ弦を張った現状でビビリ、音詰まりは
ありません。

当店で細かいポイントの調整をしたので弦高も非常に低く、12フレット位置
のフレット上面から弦の下面までのクリアランスが1弦側で約1.6mm、6
弦側で約1.7mmと、この手のギターとしては有り得ないくらい快適な演奏
性です。

また、トラスロッドは少なくともアジャスタブル・タイプのモノは組み込まれ
ていません。

ノン・アジャスタブルのトラスロッドが入っているかどうかも正直不明です、
ギター重量が非常に軽いので入っていない可能性もありますが。

この手のギターはネックが大きく反って調整が必要な場合はアイロンによる
ネック修正作業が必要となりますが、現状では変な捻じれなども無く全く心配
はなさそうです。

但しブリッジは高さ調節ができないので弦高を下げたければブリッジを削る
か、上げたければブリッジにスペーサーを差し入れて下駄をはかせることにな
ります。

ブリッジは接着されていない為、弦を外すとブリッジ本体も外れてしまうので
そのような調整は容易です。

この手のギターの急所の1つともいえるネック・ジョイントですが、この個体
は非常にしっかりとしていてネック・アングルも良好なので安心して演奏でき
ます。

トップ板の状態も膨らんでいるわけでもなく、弦張力の圧力で落ち込んでいる
ことも無く、もちろんクラックも無い完璧なコンディションです。

あまり弾かれていない為、3連のオープン・バック・ペグもギアの減りが少な
いようでチューニングは安定していて反応も良好です。

弦長スケールは25 1/4インチのフェンダー・スケールよりも若干短い25
1/8インチ・スケールでフェンダーとギブソンの中間スケールといえます。

ロー・コードをジャカジャカ掻き鳴らすには意外とサウンドの深みもあってと
ても気持ち良い箱鳴りです。

アコギにこの斬新なカラーリング、そしてデザイン優先でトップ板の振動効率
など全く度外視してネジ止めしたアルミ板!

潔いじゃないですか。

そして以外にもバッチリ鳴ってしまう!という、、、この見た目でバカにして
かかるとちょっと驚かされますよ。

この手のギターはネックや、ジョイント、ボディ、指板、諸々に結構深刻なト
ラブルがあって当たり前なので手を出しにくいのですが、当店が現地で厳選し
更に気持ち良く弾けるよう調整を追い込んでいるので自信を持ってお勧めでき
ます。

バッチリ!使えるギターです。

50年代のヴィンテージでこんなルックスで、「パーラー・ギター」ではな
い、「フル・サイズ」のアコギ、他にないですからね。

もうコレしかありませんて!