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57年製のストリームライナーです。 美味しそう?なクリーム色とメタリック・カラーのグレッチらしい2トーン・カラー・フィニッシュが印象的ですね。 正式なカラー名称はボディ・トップが「バンブー・イエロー」、ボディ・サイド&バックが「カッパー・ミスト・ゴールド」となっています。 実はこのストリームライナーというのは#6120 チェット・アトキンス・ホロー・ボディの原型となった16インチ・モデルです。 実際にチェット・アトキンスが最初に手にしたグレッチ社製の彼のシグネーチャー・モデルはシリアル・ラベルに「ストリームライナー・スペシャル」と記されていました。 1PU仕様のストリームライナーを2PUに増設して、ビグスビーを搭載してバージョンアップしたのが#6120、という関係性です。 #6120はストリームライナーから装飾系をグレード・アップして派生したモデルであり、逆に言えば基本的な木工部分については同じグレードとも言えるわけです。 ネックやf ホールにまでバインディングが施されていることや、単純なドット・インレイではなくハンプ・トップ・インレイが埋め込まれたハカランダ指板を見てもスチューデント・モデルではないことは明白です。 このギターは塗装状態も非常に良く艶があり状態の良さが伝わってきますね、ニア・ミントと言って良いでしょう。 ボディ・トップのバンブー・イエローのポップな美しさは50年代そのものです。 ボディ・バックのカッパーミスト・ゴールドもネック裏に一部剥げが見られるくらいで全体的に状態は非常に良好です。 ネック・バインディングは問題ないのですが、ボディ外周部のバインディングに所々軽度のクラックが見られるのが惜しいですね、塗装状態が抜群なだけに。 ただ、60年代のカントリー・ジェントルマンなどでよく見られるような崩落してボロボロになってしまうような状態には程遠く、あくまでも極軽度のひび割れが確認できる程度なので、安心して使える状態です。 スペックを見ていくと、この頃のモデルにはヘッドにエレクトロマチックの文字が見られなくなっているのが特徴で、併せて56年からトラスロッド・システムがより効きの良いタイプに変更され、同時にトラスロッド・ナット周辺の座繰り部が大型化し、それに伴い覆い隠す目的のラージ・トラスロッド・カバーもそれまでの弾丸型のスモール・カバーから大型のラージ・カバーに変更されています。 その他、ペグ、ダイナソニックPU、シンクロソニック・ブリッジ、Gテイルピース、1ヴォリューム、1トーンのシンプルなコントロール・レイアウトには前年からの変更はありません。 ネック・ジョイントはタイトで、アングルも良く、ブリッジ高さも十分にあるので弦テンションもしっかりと掛けられ、鳴っています。 大して弾いていなかったようでフレットもあまり減っておらず、更にはネックもほぼ真っ直ぐで、弦高を低く設定してもビビり、音詰まりはなく、演奏性も良好です。 金属パーツも少なく軽量な上に、ボディ内部にはブレーシングの入っていないフルアコ構造で、PUマウントを除けば基本的にアーチド・トップのアコギなので鳴りは大きくふくよかなトーンです。 しかし、アンプを通した時のトーンはフルアコらしい生鳴りから一転して、ダイナソニックPUのキャラクターが前面に押し出されたガツン!とした極太なシングル・コイルPUのサウンドになります。 このPUキャラクターであるローの太さと、ハイの抜けの良さが、グレッチらしいキレを生み出しています。 このルックスで、ジャキーンっ!というキレのあるグレッチ・サウンドですよ! 最高でしょ〜。 |
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