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非常に珍しい、グレッチのフラット・トップ・アコースティックでシンクロマチック125Fというモデルです。 これよりあとの50年代と同じようなヘッド・シェイプのものはたまに見かけるのですが、このギターは30年代の流れを引き継いだ上級機種にのみに採用されているライトバルブ・シェイプと呼ばれるクラシカルでお洒落なデザインが特徴です。 このヘッド・シェイプは中々お目にかかれませんよ〜。 ご覧の通り、17インチのワイド・ボディに印象的なトライアングル・サウンド・ホール、そして大型のピアノ・ブリッジと、ランチャーとの共通項が多く見られます。 48年に#6021というモデル・ナンバーが割り当てられ、見馴れた50年代型のヘッド・シェイプへと移行し、1954年に#6021 タウン・アンド・カントリーへとモデル・チェンジし、同時にタウン・アンド・カントリーのウエスタン・フィニッシュ・バージョンとして#6022 ランチャーが発表されます。 外観上はランチャーのご先祖様モデルのように見えますが細かいところで色々と違う別モデルなんですよ。 フィニッシュ・カラーとヘッド・シェイプ以外の相違点としては、 ランチャーと並べて比べるとハッキリ分かるのですが、同じ17インチボディでも、腰のくびれ部分の深さが全然違います、この125Fの方が絞りがきついんですね〜。 その他はバインディングが鼈甲柄であること、ピックカードがネジによる直留めではなく、アーチドトップ・モデルと同じくブラケットを使ったフローティング・マウントであること、時代的にアジャスタブル・トラス・ロッドがまだ導入されていないこと等が挙げられますが、何と言っても26インチのスーパー・ロング・スケールであることが最大の特徴です! 弦のテンションもややキツ目ですが、やはりそれにより「鳴る」んです! ヴィンテージ・グレッチのアコースティックというと、ランチャーを代表するように、バシャバシャした鳴り方で、マーティンのように軽く爪弾いても弦の振動エネルギーがトップ板を震わせて楽器全体が響くような深い鳴りは期待できない、という印象が強いのです。 トップ板が途中で角度をつけて曲げられている以上、きれいな振動をしないのは理屈ですよね。 何故そんなことをしたのか、恐らくネック・ジョイント側を薄くすることによってネックを握るグリップ位置が均等なボディ厚のままよりも、身体に近い位置に来る、演奏性の向上を狙ったアイデアなのではないかと想像します。 全てのグレッチのアコースティックに当てはまるわけではありませんが、確かにランチャーは力で弦をかき鳴らして音量を上げる、そんな印象がありますね。 ただ、この話ヴィンテージ限定の話ですからね、補足しておくと近年のモデルはヴィンテージ・モデルとは作り方が違うので一般的なアコースティック・ギターらしい良い鳴り方をしています。 47年製のこのモデルはグリップ・シェイプも握りやすさを考えた左右非対称な特殊な形状で、これも当時のカタログに謳われている特徴の一つです。 フィニッシュ・カラーは所謂TVイエローですが、ホワイト・ブロンドが焼けてこの色になっているようです。 そしてもう一度言いますが、単にランチャーの黄色バージョンというわけではないんですよ。 鳴るんです、鳴ってしまうんです! 探しても見つからない、かなり稀少なグレッチのフラット・トップ・アコースティックなんですよ〜。 お薦めです。 是非見に来て下さい! トレード、下取りも大歓迎ですよ〜。 |
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